私達が感じる多くの不安は今現在存在していない。では、その不安が何故現実の物となってしまうのだろうか?
私達は起こって欲しくない事に必死に抵抗する。
本来、私達は現実だと感じないものに抵抗する事はできない。私達が抵抗するということは、相手に命を与えること。目に見えないエネルギーに抵抗すれば、エネルギーをそこに発生させることになる。抵抗すればするほど、相手は実体を持つ。
もし、私達がまだ存在しない不安に抵抗するのでは無く、目を開いてジーッと見つめれば、相手は消える。相手を見透かし、それが幻であると見抜いたとき、それは幻想という実体をさらけ出す。究極の現実の前に幻想は力を失う。私達の心を捉える力を失う。あとはその究極の現実を私達が選ぶか選ばないかを決めるだけ。《ニール・ドナルド・ウォルシュ著 神との対話より》
『自然の法則』エネルギーの仕組みである。
私は目の前の出来事に対して、多くの無駄な戦いをしてきた。存在しない未来を変えようと必死に抵抗してきた。結果、自分が創りだした幻想にエネルギーを与え、自分の『運命』を支配させてきたような気がする。
では、どのようにしたら自分で『運命』を支配することができるのか?
それは、今在る自分を素直に受け入れ、起こった出来事をじっと見つめ、選び直すこと。幻の現実に命を吹き込むことが無いように、自分の思考・言葉・行動を見張ること。好ましくないエネルギーを感じたら、対抗するのでも逃げるのでも無く、素直に受け止め、また選び直す。
結局は、不安も苦しみも自分自身が創造したもの。そこに在るのは事実だけ。
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