Beach de Salsa

気づき

先日、友人が集う Beach de salsa に参加してきました!
ビーチハウスの一画で、皆でサルサを踊りました。

初心者もいたので最初はレッスンということで・・・
ビーチハウス内で始めたものの、数分に一度 ビーチハウスのオーナーが文句を言いにやってきます。
「ここよりもこっち側でやってくれる?」「飲み物も買ってね。」「あと何分で終わるの?」などなど。
レッスン前、リーダーがレッスン料として受け取る僅かな金額に目を光らせ、手提げ金庫に現金を入れる度に、リーダーの背中からのぞき込んでいました。挙句、「儲かったの?」と嫌味たっぷりに聞いています。

私はこの光景をじっと見ながら、私達のリーダーの紳士的な対応に、ただただ関心していました。彼はドミニカ共和国出身のスペイン語と英語、僅かな日本語を話す男性です。思春期はドミニカ共和国でダンスアカデミーに通っており、現在日本でサルサやバチャータを真面目に教えています。

そんな彼は、そのビーチハウスのオーナーから、何をされても何を言われても、ただシンプルに言われた事・聞かれた事に返事をするだけ。しかも礼儀正しくです。グループの仲間は、ほぼみんな嫌な顔をしていました。
レッスンが終了すると、彼はオーナーや店員を奥へ誘導し、何やら静かに話を始めました。彼の声は聞こえません。何を話したのかも分かりません。
ただ、その後、ビーチハウス内で自由に踊ったり話したりが始まったのですが、驚いたことに、あのオーナーが仲間に入ってきており、ご機嫌で皆と話していました。グループ内の可愛い女の子を見つけ、嬉しそうに話しています。

私は見ていて「いい気なもんだなー」と思いましたが、結局はオーナー他店員も皆の楽しい集いの仲間に入れば、あーだこーだはピタッと止まり、一緒に楽しみたかったんだなーと思いました。
外国人のこの『楽しみたい』の理解の深さに脱帽です。
また、リーダーの紳士的な対応、どこでどうやって身につけてきたんだろう?と思いながらも、今度会った時には楽しい一日になったことに『ありがとう』を言いたいと思っています。

何があっても心穏やかに、相手の本当の望みに一早く気づき、それを快く提供する。その前に何があったとしても、です。
この日、私はビーチでの開放的な一日を経験するのと同時に、感情のコントロールのお手本を間近に見ることが出来ました。

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