私は以前、ある人と意見が合わなかったとき、『自分はあなたとステージが違う。自分をあなたと同じステージに下げるのは嫌だ』と言われたことがある。
つまり、「私のステージは低く、その人のステージは高い」という意味。
ステージとはその人の持つ波動の高さの段階。一般的に『ワクワク』すればするほど、波動は高くなると言われている。
確かに、その人は『ワクワク』しながら、様々なことをしていた。その多くは嘘・偽りを伴い、相手を傷つけたり、あるいは相手の精神を一時的にでも破壊する大きな力を持っていた。しかし、その人は『自分は相手に対して良いことをしているだけ』『相手を喜ばせようと思ってやっているだけ』『結果が悪くなるのは相手の勝手』そう言い切る。
私は分からなくなった。例え周りに不幸をもたらす結果になったとしても、その『ワクワク』は本当に高い波動といえるのだろうか?
エイブラハムの感情の22段階に上位に位置する感情、上位に位置するほど波動は高くなる。
1 喜び・知・エンパワーメント・自由・愛・感謝
2 情熱
3 熱意・切望・幸福
4 肯定的期待・信念
5 楽観的
その人が『ワクワクした状態』にいるとき、顔には満面の笑顔『喜び』があり、その言葉には『情熱』と『熱意』があり、その行動は その人の『信念』を表現し、全てが『楽観的』だった。そして自分自身をポジティブな人間だと名乗っていた。
『何かが違う』そう感じても、それを表現することが私には出来なかった。
そして見つけた。『バシャール』の言葉。
『あなたと関わる全ての人とのやり取りであなたの現実は ”共同創造” されています。あなたは、あなたが体験すべきことを体験できる強さを持っていて、その課程で、他人や自分自身を本来傷つけることはない。ですから、あなたの ”本当の” ワクワクに応じた行動は ”自動的” に あなたと関わる全ての人にとって最善だ、ということなのです。なぜなら、あなたに関係する全ての人にとって最善なことは、あなたにとっても最善なことだからです。』
そして、あなたが体験すべきことを体験できる強さとは、
『あなたが握りしめている ”恐れ” の信念に見て見ぬフリをせず、あなたの中にある全ての信念を無意識ではなく意識的に把握することなのです。』それによって、”ワクワク” と ”不安” をはっきりと認識できるようになる、と言う。
つまり、『ワクワク』と『ワガママ(身勝手)』の違いとは、”本当のワクワク” を象徴した行動か、それとも『ワクワク』の皮を被った『不安』から生じる行動かの違いなのである。
私は、その人の中にどんな『不安』や『恐れ』があるのかは知らない。周りの人がどんなに傷つこうが、どんなに結果が悪くなろうが、その人は本当に良いことをしようと思ってやっているのかも知れない。嘘・偽り、時には法律にふれることであっても、その人にとっては正しいことなのかも知れない。ここで、私はその人をジャッジしてはいけない。
ただ、私は わたしが体験すべきことを体験できる強さ を持とうと思う。そして、他人や自分自身を傷つけることのない『本当のワクワク』を感じていたいと思う。そして、周りの人たちの『ワクワク』を感じていたいと思う。
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