”みぞおち”の痛み ~玄米を正しく美味しく食べる・続編~

気づき

前回、”みぞおちの痛み”から玄米に含まれる『アブシシン酸』の存在を知りました。
アブシシン酸は玄米のヌカに含まれている成分で、本来は種の栄養素をしっかりと守る役目を持っているのですが、人間の体に入ると酵素を阻害し、様々な体調不良を引き起こし、これが蓄積されると体に大きな影響を与えます。その解決策が、玄米を水に浸けて発芽させることによって、無毒化するというものでした。

では、浸した後の水がどうなるのか?
白米は洗うと水が白く濁ります。それが栄養分だと言われながらも、美味しくなるから・・・という理由から、透明になるまで といでから炊く家庭は多いと思います。
玄米は・・・といでも水は透明のまま。だから、とぐ必要がないんだと、そのまま炊飯器で炊いていました。
今回、玄米を水に浸けて17時間。玄米を取り出した後の水を見てビックリしました。

まるで・・・ドブの水みたいになりました。
この水の成分を調べることが出来たら良いのですが・・・。良い成分も含まれてはいるかも知れませんが、これがもし『アブシシン酸』を含む毒素による色だとすると・・・数が月間、毎日これを飲んでいたようなもの。考えるだけでゾッとします。

私の食べていた玄米は市販のものではありません。お米を作っている方から頂いたもので、籾殻は綺麗に取り除いてあり、艶々とした、見るからに体に良さそうな玄米でした。
玄米を浸水させ、日の当たらない室内で12時間以上置いておくと、玄米から僅かに芽が出てくるそうです。これは『発芽玄米』と呼ばれ、安全に食べられるだけでなく、美味しく食べられ、栄養価もアップするそうです。
私の玄米は17時間置いても芽は出てきませんでしたが、市販の『発芽玄米』はきっと温度や衛生面などで管理され、僅かな芽が出るタイミングを計算した上で市場に出されているのだろうな、と思います。

『私は頂いた残りの玄米を正しく美味しく最後まで頂こうと思っています。17時間以上水に浸け、水に浸けた玄米をしっかりと洗い、炊飯器で炊いて頂きます。』

目の前に出された白いご飯を当然のように食べ、『最後の一粒』まで残さずに、大切に食べることの意味すら分からなかった私が・・・”みぞおちの痛み”を通して、真剣に、食に対して考える時間を持つことが出来ました。与えられた物を感謝して頂く・・・正しく美味しく最後まで頂く・・・心から、そう思えることに感謝です。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました