昔ながらのパン屋さん

気づき

実家の最寄り駅のすぐ近くには昔ながらのパン屋さんがあります。
私はそこで、よくパンを買います。
パンの表面は香ばしく、なんとなくクリスピー。中はもっちりとして、とっても良い匂い。
調理パンが特に美味しく、具材は本当に上手に味付けされています。
ポテトサラダ、ハンバーグ、エビカツなどなど・・・パンに合うようにきちんと味付けされています。

レジにいるのは、いつも可愛いおばあさん。
前に何歳か聞いてみたけど、教えてもらえませんでした。
小さくて、ハキハキしていて、レジの扱いもバッチリです。

そのおばあさんが、ある日お店に出ていませんでした。
代わりにその日はおじいさん。ご主人かな?と思いながら『今日は、おばあさんいないんですか?』と聞くと、『今日は下に降りてこないんだよ。』と、おじいさんがニコニコしながら教えてくれました。

その次の日から、お店がずーっと閉まっています。
『どうしたんだろう?』
ちょっと心配しています。

良くは知らないけれど、きっと、そこで何十年もパン屋さんをやってきたんだと思います。
今度お店がまた再開したら
『お店が開くのを待ってましたよ。いつも美味しいパンをありがとうございます。』って言ってみようと思います。
伝えないと分からない。たとえ自分にとって当たり前の事であっても、伝えないと相手は知らないまんま。相手が喜んでくれるなら、気持ちを伝えないのはもったいない。

私はそのパン屋さんが開くのをワクワクしながら待っています。

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