人生の価値観が変わった

気づき

ライフコーチの勉強を初めてから、『こうでありたい』と願うライフスタイルが大きく変化しました。

私はずっとダブルワーク、時にはトリプルワークをしてきました。それは15年間続いていました。平日は会社で正社員として勤務し、土日は派遣で介護の仕事。子供3人が同時に大学へ通っていた時期には加えて夜からレストランのウエイトレスやキッチンの仕事をしました。それは離婚をきっかけに始まりました。

20年の結婚生活では3人の子供を授かり、その成長に直接関わる中で様々な事を感じ、考え、学んできました。また外国籍の夫を通して異なる文化を経験したり、実際に海外に住む機会も与えられました。夫とは国が違っていても食の嗜好は共通で、子供に愛情を注ぎながらも夫婦の時間を大切にしており、今から思うと充分に幸せな家庭をきづいていたと思います。それが、子供が大きくなるにつれ、違うな、と思う部分が徐々にクローズアップされてきました。仕事面・教育面・父親像などあらゆる場面で歪が現れ、結果、離婚する事になりました。

私は子供たちに対して、どちらと一緒に居たいかは自分で決めてよい事を伝えました。3人とも当然のように私と一緒に家を出ました。その時に子供から言われた言葉。
『パパと一緒に居たら、学校に行けなくなるような気がする。』
もしかしたらそんなに大きな意味は無かったのかも知れませんが、私は大きな責任を感じ、それをそのまま受け止めました。
『学校が終わるまではママが全部払うから。その代わり、学校が終わったら、あとは自分でやっていってね。』この時から、子供の学校が終わるまでは・・・と、私の決心は一度も揺らぎませんでした。

そして今、子供達は学校を卒業し、それぞれに自分の道を進んで行きました。生活も立派に自立しています。でも私のライフスタイルはずっとそのまま続いています。毎日毎日仕事し、自分の時間を持とうとはしません。朝起きて夜寝るまで、ずっと何かに追われ、それが当たり前であり、それが私なんだと思うようになっていました。
でも、ライフコーチの勉強を始めてから自分を見つめる時間を持つようになり、これまで経験してきた出来事を思い起こし、それに対しての自分の感情や反応を客観的に見る事が出来るようになりました。そして自分の感情や反応によって創り出されたものが他人にどんな影響を与え、また自身にもどんな影響を与えてきたか。そしてその影響が何を創ってきたのか?

物事には良いも悪いもありません。ただその人がその時、何を選択し、選んだ物をどのように使うかによって何かが創られるだけです。
もし、15年前子供たちが父親と生活することを選択し、自分たちの力で大学を卒業していたら?私は生活のためだけに働けば良くて、自分の時間をたくさん持つことができていたら?
こう考えると自分の人生がまるで映画のようになり、様々なシーンで自分を創ってきたことに気がつきます。同時にこれから新たに創造することが出来るであろう可能性にも気づくのです。

人は自分の中を見つめることで自分の価値を見いだすことが出来る、素晴らしい力を持っています。そこには失敗がなく、また終わりもありません。私はこれから自分を見つめる時間を大切にし、一つ一つの出来事に様々な可能性を見いだしながら、人生を楽しんで生きたいと思っています。

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