『御嶽神社』
土曜日のデイサービスでの送迎時、途中で見かけた『神社』に郷愁の念を感じる。
何度かその前を通り過ぎた。
昔むかし、新潟の祖母の家に遊びに行くと、従妹たちと遊びに行った近所の神社にそっくりだった。デイサービスの送迎中、何度も『ちょっとだけ行ってみたい』と思っていた。
先週の日曜日、夜勤明け、私の大好きな太陽の陽の下で母と弟と一緒に畑仕事をした。土を耕したり、苗を植えたり、鳥よけを張ったり、水を撒いた。気持ちがいい!
夕方、近くの卵屋さんで美味しいロールケーキとコーヒーを頂いた。そこで、母にあの気になる神社の話をしてみた。母も『行こう!』と言ってくれた。
母にとって慣れ親しんだ新潟の実家の近くの神社は、『御嶽神社』とは少し違っていたみたいだ。ただ、手がかかっていない、素朴な神社としては共通らしい。私はこの神社が好きだ。やはり、新潟のあの神社と同じ空気だ。
「今度、おばあちゃんのお墓参りに行ったら、こうゆう神社いっぱいあるから、連れて行ってあげるよ」母が言ってくれた。母の嬉しそうな言葉が、私も嬉しい。
一緒に神社を一周して、切り倒された大きな切り株や束ねた太い木の枝に一つ一つ感心し、砂のかぶった倉庫もしみじみと観察し、縛って固定されている鐘の下の古い賽銭箱に小銭を投げ入れて、最後に2人で一緒にお参りをした。
老夫婦や子供たち、犬の散歩をしている親子がいた。
理由はわからないけど、なぜか私の大切な場所の一つになった気がする。
コメント