ライフコーチのライブイベントに参加しました。今回で3回目のイベントになります。前回は体調不良で出席できず大反省したので、今回は前日からしっかり睡眠を取り、万全な体調で参加することができました。
自らの成長と周りに幸せを届けたいと願う沢山の友人が出席していました。お互いの成長や活動を報告しあい、共に喜びながらも大いに刺激しあう時間となりました。イベント中は先生の講義を聞き、実際にワークをし、また共に学んでいる仲間からの質問や問題を共有しました。
その中で、一人の女性の気づきは、私の大きな気づきとなりました。
彼女は数年前に離婚をされていらっしゃいますが、ある方への思いを胸の中にしまっておられました。自分の中で、はっきりした答えが得られないままに苦しんでおられました。つらい気持ちを何とかしたかったのでしょう。先生への質問の時に手を挙げ、ご自身の状況を皆の前でお話しされました。
先生はその方の話をしっかりと聞きながらも、言葉を使って上手に誘導しながら、遂には彼女の思い煩っている事がらが、もしかしたら思い込みだったのかも知れない事を突き止めてしまいました。凄い!こんな凄いことが淡々と達成されてしまった!仲間たちも言葉にならない賞賛の空気に包まれました。
私はこの空気の中で、もう一つ、『自分もそうかもだったのかも知れない』と感じていました。
最近までおつきあいしていた方と知り合ったのは6年ほど前。3人の子供は既に学校を終え、それぞれの道に進んでいました。これからは自分の道を見つけていこうと、今の会社の退職を決めた頃でした。『人生が大きく変わる節目』に自分を奮起させるため、海外へ一人旅にも出かけました。そして日本に帰ってきてすぐにその人と出会いました。一人でゆっくり考えたり、また彼からの助言もあり、会社にはそのまま残ることにしました。
それから6年間、いろいろな事があり、1年間は一緒に住み、片道2時間以上かけて通勤したこともありましたが、結局お別れすることになりました。
お別れするにあたっては様々な事柄が複雑に絡み合い、説明するのが難しいのですが、頭の中で繰り返すのは、「何故自分はあの時ああできなかったのだろう?」とか「何故自分はこの時こうしたのだろう?」と、反省するばかりでした。
ライフコーチの勉強を始めて、『自分の中に深く入る時間』を日々の日課とし、現在は自分の言動を意識して管理するよう心がけるようになり、当時の自分の言動もある程度は分析できるようになりました。
ですが、今回のライブイベントで「先生が見つけ出したもの」とは、相手の中に安心を求めて思いを募らせていたその彼女は、実は既に安心を持っていたということでした。彼女は離婚により生活が落ち着き、現在は何の危険もなく心配もない状態で、他人に安心を求める必要がそもそも無かったのです。
私も同じでした。
必死に働いて、他人から見たら大変な時もあったけれど、彼と出会ったときはこれからの生活に思いをはせ、自分の明るい未来だけを夢見ていました。当時会社の先輩からは『○○さんの後ろにオーラが見える!」と言われていました。
彼とお別れすることになってから、自分は彼の何処が好きだったんだろう?とか、自分は何故そんなに思いが残っているんだろう?と自問自答していました。そして毎回出る答えは『彼といると安心する』でした。たくさんの嘘と隠し事があったにも関わらず、そう思い続けてきました。
でも、もしかしたら私も最初から、他人の中に安心を必要としていなかったとしたら?もう自分の中に安心があったとしたら?私はパートナーに本当は何を求めるべきだったんだろう?そして、私には何をあげることが出来たのだろう?と考え直してみました。すると、心のしこりから少し離れることが出来るようになりました。一点に心を奪われることなく、別のものが見えるようになってきました。
潜在意識の中で持ってしまった観念や思い込みを自分で気づき、自分で手放すことはとても難しいことです。でも、その観念や思い込みを手放すだけで、物事が大きく好転することもたくさんあります。それをお手伝いするのもライフコーチの大切な仕事です。私は今、それを学んでいます。それを学びたいと思った時から、私はしっかりと前に進んでいたんだ、と思う事が出来るようになりました。
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