日曜日、夜勤明け、家に帰る途中で母に電話をかけました。
母は昨日の夜、今日の天気予報を確認してから私に電話をかけたがりました。
夜勤の仕事があり電話に出られない事を、やはり伝えなくてはならなくなり、母に白状しました。
『私もね、もう年だから、あんまり出かけたくもないんだ。』と、案の定、母は気を使い日曜日のお出かけは無しになってしまいました。
日曜日、夜勤の帰り道、「この時間には〇〇駅だから、次は大丈夫だよ。」と電話をいれてみると、早速その日お昼ごはんを一緒に食べれることになりました。私は大急ぎで一旦家に戻り、着替えをして、待ち合わせの駅に向かいました。
改札を出て、遠くからでも母の姿がわかりました。重たかっただろうに、私にくれる野菜とシソジュースを持ってきてくれていました。駅ビルの上のレストランで食事をしました。『たん定食』専門店で食べたのは初めてでしたが、美味しかったのと母にはちょうど良い量でとても喜んでいました。その後、地下の食品館で小ぶりの食材を全部お揃いで買い、また駅に向かいました。
駅で見送る母の後ろ姿、足が痛いのをかばっているのか、体がわずかに右に傾いていました。それでもしっかりした足取りで、背筋はピンと張っています。
母の後ろから、「バイバーイ」と声をかけると、こちらを向いて大きく手を振ってくれました。
電話をしてよかった、と思いました。
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