父の思い出~1
私が小学校6年生のある日、ランドセルを持った私に父がいきなり言った「こんなに物を大切につかえるなら、もう大丈夫だな」私のランドセルはクラリーノ。合成の素材だった。
他の人の使いこんだランドセルはもっと傷だらけで潰れている。私の・・・と言えば、買ったばかりのようにズングリ大きく、傷もあまりなかった。友達のランドセルが格好良く見え、1年生みたいで恥ずかしかった記憶もある。
父にそういわれた時には何となくだけ嬉しかった記憶がある。その言葉の重さがわかったのはずっとずっと後になってからだった。
中学になってからもランドセルと同じクラリーノの学生カバンを選び、大切に使った。大人になった今、父が私に掛けてくれたあの一言がずっと胸に残っている。
「父は私をいつも見ていてくれた。」
これは私が父に対して持っている一番大きな思い出です。
皆さんも、じーっと子供を見つめてみませんか?
そして『すごいなー』って心から思えることに出会ったら素直に子供に伝えてみませんか?
この一言で子供は親の愛を感じます。
そしてこの一言は一生子供に愛を注いでくれます。
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